避雷針の設置基準

避雷針.comでは、建築基準法に基づく避雷針設備の設置基準、接地抵抗、保護角の解説をしております。避雷設備の設置の規定は、従来の円錐状の保護角を用いる測定方法から回転球体法による保護角の算出に移行されております。

接地抵抗の銅版の効果について

 接地抵抗の銅版の効果は、接地抵抗銅板を埋設することによって、
●空中と地面の電位差
が解消される点にあるのじゃ。

 この電位差が解消されると、
●落雷
が発生しにくくなるのが最大のポイントじゃ。

 更に、落雷が起こった際に避雷針と接地線が電流の通り道となる事から、「建築物に与える被害」も最小限に食い止められるメリットもあるのじゃよ。

避雷針について

 避雷針は日常生活の中では、中々その存在に気づくことはありませんが、注意深く住宅の屋根やビルの屋上を見てみると多くの避雷針が設置されていることが解ります。

 現在は装飾性が高く一見すると避雷針と解りにくい製品も多くありますが、屋根の上に鉄製の先端が尖った装飾品がある場合はおそらく避雷針です。

 避雷針は、アメリカ合衆国の政治家、外交官であり物理学者の、ベンジャミン・フランクリンが発明した避雷設備です。

 現在の米100ドル紙幣に描かれている彼の肖像画はあまりにも有名です。

避雷針の発明者【画像】

 フランクリンは、1752年に雷を伴う嵐の中で、雷雲の帯電を証明する為に帆船を出航しました。

 現在では当たり前の知識ですが、当時は、雷が本当に電気であるのかどうかの証明がなされていなかった為です。

 フランクリンは凧糸の末端にライデン瓶をワイヤーで接続し雷の電気に帯電性、及びプラス、マイナスの両極性をもつ「電気」であることを証明しました。