避雷針の設置基準

避雷針.comでは、建築基準法に基づく避雷針設備の設置基準、接地抵抗、保護角の解説をしております。避雷設備の設置の規定は、従来の円錐状の保護角を用いる測定方法から回転球体法による保護角の算出に移行されております。

保護角とは?

 避雷針の保護角とは、避雷針設備を設置の際に、
●避雷針の設置場所
●避雷針設備による建築物の保護範囲
を算出する為に用いられる基準となる算出角度のことじゃ。

 保護角との算出の基準は、避雷針の上端から、その上端の延直線に対して保護角で定める
●稜線の内側
を保護範囲とする算出方法となっておるのじゃよ。

JIS規格について

 JIS規格とは、建築に関する様々な法規を定める「日本工業規格」のことじゃ。

 このJIS規格は、消防法、建築基準法に基づき一定の範囲内の安全面を考慮した規格が設けられている点がポイントじゃ。

 尚、JIS規格によって制定されておる避雷針設備の保護角の規定は以下のようになっておる。

【JIS規格による保護角の算出規定】
★一般建築物の保護角は60度以下とする
★火薬および可燃物性ガス・液体などの危険物を扱う製造所、貯蔵所の保護角は45度以下とする